不幸ネット

 ついでにそのまま今までの自分の行動に対して責めを受ければいい。

 私の中でどす黒い感情がとぐろを巻いた。

「瀬野さん、ちょっと」

 不意に名前を呼ばれ体が硬直した。

 あまりのタイミングの良さに、まるで頭の中を覗かれたのかと内心はらはらする。

 返事を返して席を立つと、上沼も席を立った。

 何だろう。

 そう思っていると、上沼は給湯室の方へと向かう。

 今度は何よ。

 気付かれないように大きく肩を落とす。

 美樹が複雑な表情で私の顔を見た。

 私は無言でうなずくと、上沼の後を追った。