不幸ネット

「おはようございます……」

 何だか今日は体が重い。

 昨晩、あんな事があったせいで、ゆっくりと眠る事ができなかった。

 肩をほぐしながら席につくと、パソコンのスタートボタンを押す。

 ぱっと画面が明るくなり、OSのロゴが表示される。

 その光が疲れの取れない目にしみる。

 もう歳なのかな……

 自嘲気味に薄く笑うと、入口から美樹が姿を現した。

「良美さん、おっはよ」

 今日も美樹は元気だ。

 表情は活き活きとしていて、二歳しか違わないのに肌も何だか私に比べてつやつやしている。

 こんな事を思うようになったら、私ももうおばさんの仲間入りなのかな……

「どうしたの? じっとこっち見て」

 物思いに耽っていると、美樹が不思議そうに私へと視線を送った。