不幸ネット

 それから一週間は、大して変わり映えもなく比較的穏やかな毎日が続いていた。と言っても、相変わらず上沼の陰湿な嫌がらせはあったんだけど。

 それも最近は徐々に慣れ始めてきていた。

 ただ、あまりにそういう態度を表に出すと上沼の嫌がらせがエスカレートするかも知れない。

 なので私はそれなりに辛く受け止めている演技をしていた。

 はあ……

 パソコンの画面から顔を上げて、心の中で溜息をつく。

 何でこんな事にいちいち気を回さなきゃいけないんだろう。

 ふと視線に気がついて隣を見ると、美樹が「どうしたの?」というような視線をこちらに向けていた。

 声に出すわけにはいかなかったので、私は「何でもないよ」と首を二、三度横に振ると、再びキーボードに指を下ろした。