不幸ネット

 ここの人達は一体どんな気持ちで書き込んだんだろう。

 いくら胡散臭いサイトとは言え、画面から伝わる後ろ暗い感情はあまり気分の良いものではない。

 私は【戻る】ボタンをタップする。

 続いて【雑談】という項目をタップしてみるが、内容は先ほどと似たようなもので名前を書き込んだであろう人達の愚痴のようなもので埋め尽くされていた。

 みんなストレス溜まってるんだな。

 流れるように目を通すと、再びホームへと戻る。

 美樹はこんなものを本気で信じているのだろうか。

 頭の中で、ほんの少し前に時間を戻す。

 このサイトの事を話しながら、悪戯な笑みを浮かべる美樹。

 まさかね。

 きっと面白半分でこの話を持ってきたに違いない。もし本気で信じているのなら、それはそれでちょっと厄介だ。

 おそらくしばらくはこの話題も会話の中で上がってくるだろう。その時に美樹に調子を合わせないといけないのは正直辛いものがある。

 そんな事を考えながら、最後に【はじめに】と表示されたリンクをタップする。

「何、これ」