不幸ネット

 嘘だ……

 そんな事あるはずがない。

 私は膝ががくがくと震えだした。

「まあいいわ。あと、これも確認なんだけど、これもあなたのもの?」

 綾目は私に構う事なく、今度は折り畳まれた服の端を掴みゆっくりと広げて見せた。

「ひっ……」

 私は息を飲んだ。

 綾目が開いて見せたその中には、同じく赤茶色のものが大量にこびりついた包丁があった。

 どうしてそんなものが私の部屋に……?

 もうわけが分からなかった。

 何も言葉を返せないままでいると、綾目は溜息をついて私の顔へと視線を戻した。