そういった狡猾な部分も含めて私は上沼の事が大嫌いだ。

 会社を辞めないんだったら、いっそ……

 ……死んでくれないかな。

 自分で思っておきながら、少し不謹慎が過ぎたと自重する。

 けれど、それぐらい今の私は限界だった。