不幸ネット

 言いようのない恐怖に私は頭を抱える。

 私の考えている事を知ってか知らずか、美樹は落ち着かせるように私の肩を抱いた。

「大丈夫だよ。結構本格的に操作も始まったみたいだし、良美さんの事は私が守るから」

 その言葉で、私の恐怖が薄れる事はなかった。

「違うの!やっぱりあのサイトは本物だったんだよ。上沼が殺されたんなら、次はきっと私だ。人じゃない相手からどうやって逃げ切ればいいの?」

「落ち着いて良美さん。あのサイトは関係ないから。タイミングもタイミングだし、良美さんがそう思うのも仕方ないかも知れないけど、そんなのあり得っこないよ」

 美樹はそう言ってなだめるけど、私の耳には届いていなかった。