不幸ネット

 事態が急展開を見せたのは翌日。

 私の廃人のような生活が始まって三日目の事だった。

 昨日と同じく、私の部屋に上がった美樹の一言からだった。

「上沼、死んでたんだって……」

 その言葉を聞いた時、私は心底驚いた。

 上沼が、死んだ。

「どこもかしこもズタズタだったんだってさ。あの小野田部長が珍しく取り乱してた」

 美樹のその言葉に私は恐怖を覚えた。

 一体誰がそんな事を。

 それと同時に、私はもう一つの事を考えていた。

 あのサイトの、呪い……?

 軽い眩暈が衰弱した体に容赦なく襲い掛かる。

「ちょっと、大丈夫?」

 慌てて私の体を支える美樹の顔も、今日ばかりは恐怖の色が滲んでいた。