不幸ネット

「いや、ほんとにさ。あいつの性格、どうなってるんだろうね」

 おつまみに手を伸ばしながら、早速美樹の口から愚痴がこぼれた。

「ほんとにそうだよね。何でああいうお局って、どこの会社にでもいるんだろ。あの人の場合は特に酷いけど」

 今日ばかりは私も我慢するつもりはなかった。

 美樹に負けじと声を上げる。

「どこにでもいるんだよ、ああいう性格のねじ曲がった奴って。あいつがいなければ、うちの会社って天国なのにな。ほんとに邪魔」

 忌々しい表情で美樹が口の中のするめを噛みしめる。