不幸ネット

 仕事にも集中できて、毎日時間経過がこのぐらい早ければ言う事はないんだけど、正直この状況はかなりの苦行だ。

 それでも、膨大な仕事の量はもう八割方まで終わっていた。

 この調子だと八時まではかからないかも知れない。

 私は淡い希望を抱いた。

「ああ、やっと終わった!」

 隣で、美樹が大きく伸びをした。

「お疲れ様。こっちも、もうそんなにかからないと思うから」

 私は最後の追い込みとばかりに気合を入れた。

「ごめんね。私も今から手伝うから」

 そう言って美樹は私のデスクに置かれたメモに手を伸ばす。

「ありがとう。でも美樹ちゃん、先ちょっと休憩しなよ。一日ぶっ通しだったから疲れたでしょ?」

 私はキーボードを叩く手を少し止めた。

「え、いや、でも……」