不幸ネット

「やり方が汚いね、あいつ」

 お昼のコンビニのレジに二人で並んでいると、美樹は口を尖らせた。

 そして、私から受け取ったメモをひらひらとさせながら呆れたように溜息を吐く。

「まあ、これぐらいだったら、私も手伝えば……そうだなあ、大体八時には終わる、って感じかな」

 忌々しそうにメモを眺めて、美樹はそれを私に返した。

「ごめんね。私がもうちょっと早くできればいいんだけど……」

「ううん、気にしないで? どうせ全部あいつの計算なんだから。ほんとなら私もすぐに手伝えればいいんだけど、こっちもちょっとかかりそうだから……さすがに八年やってるだけはあるね。配分の仕方が絶妙だわ。マジで腐ってるけど」

 悪態をつく美樹が会計を済ませると、私たちは時間が惜しいといったように、急いで会社に戻った。