わたしの頬には涙が流れていた。
この歌を聴いて星くんの気持ちがすごく、すごく伝わってきた。
何回も何回もわたしのそばにいるって言ってくれて嬉しかった。
「あれ、もう1枚紙がある…」
歌詞カードとは別にもう1枚紙があった。
中を見ると
《これが先輩に対する俺の気持ちです。しつこくて本当にすいません。でも俺は諦めません。先輩が心を開くまで待っています。俺の手で先輩のことを支えて幸せにしたいです。俺が先輩を守ります。今は俺のこと信じられなくても信じてもらえるように頑張ります。先輩、好きです》
紙にはそう書いてあった。
涙がとめどなく溢れてきた。
こんなにも自分のことを想ってくれてたなんて思ってなかった。
素直に嬉しかった。
「わたしも好きだよ、っ…」
涙ながらに呟いた。
わたしは涙を拭いた。
歌には歌で返そうと思いわたしも歌詞カードを書いた。