テレビに映ってた 遥か未来の世界は

人から笑顔が消えて 光を避けてた

耳を澄ませば聴こえてきたよ 時空を超えたメッセージ

君の未来は自分でつかめ 想いを歌にして

どんなに遠回りでも僕らはくじけたりしないさ

夢に向かう強さこそ 明日を変える鍵なんだ

希望への扉が その先に待ってる

気づいてたのかも 自分が弱いことなんて

周り見渡す度になんか怖くなる

本当のことは知りたくなくて 1人でずっと閉じこもってた

けどこのままじゃ答えも出ない 消えてしまいそうだよ

どんなに格好悪くても どこへも逃げたりはしないさ

みんなで手を繋いだら 冷めた心に奇跡が起きて 

熱くなるね不思議と 変われるよね僕でも

まだ知らない世界が数えきれないほどあるはずさ

もう止めないで 扉はもう開いてるのさ

どんなに遠回りでも僕らはくじけたりしないさ

夢に向かう強さこそ 明日を変える鍵なんだ

掴みとれ今こそ

どんなに無茶だとしても いつかは叶うって信じたい

みんなで手を繋いだら 冷めた心に奇跡が起きた

溢れ出す涙が チカラをくれたよ

俺は先輩の歌を聴いて拍手していた。

「いやいや、そんな拍手するほどいいもんちゃうで笑」

「なんかすごい心に響きました」

「またまた~笑」

「ほんとですって!ほんとに心に響きました」

「いい歌やろ?夢に向かって頑張れるっていうか。どんな夢でも絶対叶えたる!ってなるようなさ」

「先輩は夢とかあるんですか?」

「…」

先輩は俯いて黙ってしまった。

「先輩…?」

「まだ探し中かな」

「そうですか…」

「星くんは?夢とかあるん?」

「俺も探し中ですかね」

「んふふ、一緒やね」

「この歌聴くとがんばれそうです」

「やろ?あとな、もう1曲あんねん!これは振りがあるから踊るからみててな?んで曲もちゃんと聴いててな?」

「はい、わかりました」