「はい!じゃあ今日の部活を終わります!お疲れ様です!」
「お疲れ様です!」
「先輩、今日もバイトですか?」
「うん!そやで」
「また駅前ですか?」
「うん!」
「終わったら迎えに行ってもいいですか?」
「わたしはだいじょぶやけど星くんはだいじょぶなん?家の人とか…」
「大丈夫です!」
「じゃあ、待ってるな?またあとでな!」
「お疲れ様です」
「あの、星くん…」
「あ、村田。なんか用か?」
「よかったら一緒に帰らないかなって…」
「お前は女子たちと帰れよ。じゃあな」
俺は帰り道思った。
先輩は明日までに2曲の振りを作れるのかと。
バイトだってあるのにそんな時間はあるのだろうか。
俺は先輩が心配でしかなかった。