俺は家に帰ってから考えた。

いつもにこにこしてる先輩がなぜあんなに悲しそうな顔をしたのか。

先輩には笑っててほしい。

悲しいなら俺が笑わせたい。

先輩を守りたい。

先輩のそばに居たい。

俺の手で幸せにしたい。

そう思った。

俺は携帯を手にとって先輩にメッセージを送った。

〈先輩が朝バイトしてるコンビニってどこですか?〉

《今日帰りにわたしが寄ったとこやで~》

〈じゃあ、おれ8時にコンビニに行きます!それで一緒に学校行きませんか?〉

《わたしは全然オッケー!じゃあコンビニで待っとるな!》

〈はい!おやすみなさい〉

《星くんおやすみ~》

「よし、じゃあ寝るか」

俺は眠りについた。