…
ダダダダダダッ
バンッ
「はぁ。はぁ。羽奈…。はぁ。はぁ。桜姫はまだ、はぁ。はぁ。来てないよね?」
「桜姫様ですか?まだ来ておりませぬ。
それより聞いてください!この方たち面白いのです!」
「随分仲良くなったな。」
「で。なぜ桜姫様がこちらに?」
「新しい時雨社の主よ。」
「桜姫様が!?」
コンコンコン
「里桜姫様ーっ!桜姫ですーっ!
開けて下さいませーっ!」
「き、来ちゃった!結命!皆を連れて裏の出口に行け!時間は羽奈と稼ぐ!出来るだけ遠くに行け!」
「里桜姫様ー?」
「この声は桜姫か?今外へ向かう。」
テクテクテクテク
ガチャ
「里桜姫様!ご無沙汰しています。」
「桜姫…。立派になったな…。」
「どうして悲しそうな顔をされるのですか?」
「幼くて妹みたいな存在がこんな大きくなって世話を見れないというのが悲しくてな…。」
「里桜姫様…。」
「長い旅路お疲れだったな。温かいお茶を出す。中へお入り」
「はい!」
「羽奈。お茶を出して来てくれ。」
「かしこまりました!」
「寒かったであろう。手を貸しなさい。」
「はい!里桜姫様!」
冷た。本当に冷えておるな…。
ドサッ
「!?桜姫!?桜姫っ!」
「はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。
申し訳、ございません。
家を、出る時、少々、風邪気味、で。 」
「風邪気味で何故ここにきたのだ!天空ならまだしも天地の空気は毒だぞ!
それを知っていたであろう!なのになぜ!」
「はやく、里桜姫様、に、会いたかったのです。
だから、無理をして、来てしまい、ました。」
「まだ。移動中じゃなくて良かった。」
「お待たせいたしまし…!!桜姫様!」
「桜姫は私が天空の間へ連れていく。
それから後は。羽奈…お前に任せた。」
「ですが!私にお役目は務まるでしょうか…。」
「羽奈!里桜姫と言う主から最後の命令じゃ。これからは桜姫を守れ。」
「かし、こまり、ました。」
「泣くんではない。」
テクテクテクテク
「おいその子。大丈夫か?」
「ちょっとした疲労だ。」
ガラッ
「では羽奈。後は頼んだ。」
「里桜姫…。本日までどうもありがとうございました。」
「羽奈…。またお参りに来る。」
ダダダダダダッ
バンッ
「はぁ。はぁ。羽奈…。はぁ。はぁ。桜姫はまだ、はぁ。はぁ。来てないよね?」
「桜姫様ですか?まだ来ておりませぬ。
それより聞いてください!この方たち面白いのです!」
「随分仲良くなったな。」
「で。なぜ桜姫様がこちらに?」
「新しい時雨社の主よ。」
「桜姫様が!?」
コンコンコン
「里桜姫様ーっ!桜姫ですーっ!
開けて下さいませーっ!」
「き、来ちゃった!結命!皆を連れて裏の出口に行け!時間は羽奈と稼ぐ!出来るだけ遠くに行け!」
「里桜姫様ー?」
「この声は桜姫か?今外へ向かう。」
テクテクテクテク
ガチャ
「里桜姫様!ご無沙汰しています。」
「桜姫…。立派になったな…。」
「どうして悲しそうな顔をされるのですか?」
「幼くて妹みたいな存在がこんな大きくなって世話を見れないというのが悲しくてな…。」
「里桜姫様…。」
「長い旅路お疲れだったな。温かいお茶を出す。中へお入り」
「はい!」
「羽奈。お茶を出して来てくれ。」
「かしこまりました!」
「寒かったであろう。手を貸しなさい。」
「はい!里桜姫様!」
冷た。本当に冷えておるな…。
ドサッ
「!?桜姫!?桜姫っ!」
「はぁ。はぁ。はぁ。はぁ。
申し訳、ございません。
家を、出る時、少々、風邪気味、で。 」
「風邪気味で何故ここにきたのだ!天空ならまだしも天地の空気は毒だぞ!
それを知っていたであろう!なのになぜ!」
「はやく、里桜姫様、に、会いたかったのです。
だから、無理をして、来てしまい、ました。」
「まだ。移動中じゃなくて良かった。」
「お待たせいたしまし…!!桜姫様!」
「桜姫は私が天空の間へ連れていく。
それから後は。羽奈…お前に任せた。」
「ですが!私にお役目は務まるでしょうか…。」
「羽奈!里桜姫と言う主から最後の命令じゃ。これからは桜姫を守れ。」
「かし、こまり、ました。」
「泣くんではない。」
テクテクテクテク
「おいその子。大丈夫か?」
「ちょっとした疲労だ。」
ガラッ
「では羽奈。後は頼んだ。」
「里桜姫…。本日までどうもありがとうございました。」
「羽奈…。またお参りに来る。」

