神様の物語

「羽奈。お茶持って来て。」

「はい!」

タッタッタッ

「自己紹介が遅れました。私はこの社の主の里桜姫です。」

「あ。どーも。こいつらの代表で俺がします。えっと紀伊結命です。」

「紀伊さんね。ところで、貴方達。
なんでこの社に?受験祈願?」

「いや。違う。そのアジトにしようとして。」

「アジト?」

「あぁ。本拠地…要するに俺等の家に…しようかな。と。」

「里桜姫!!これ、この手紙を見て!」

「なに?」

「璃桜気様からです!先にあいつらが見てましたが内容がこちらです!お読みください!」

「母上から?」


(里桜へ
最近元気にしておるか?
そんな里桜に頼み事を1つ…。
人間として生きる準備をしておけ…。
あなたはいつか人間として生きてゆくのだから…。)

「あんた達ココをアジトにするんだっけ?」

「そのつもりだった。」

「神様になって人間の願いを一つずつ聞いていけるか?」

「年間何人来るんだよ」

「少ないが1000人は来るぞ。」

「1000人!?」

「羽奈。こいつらの相手しておいて。
他の神の所に回ってくる。」

「え!?里桜姫!」

バタン