「里桜姫!起きて下さいましっ!」

「んん…。ふぁあ。おはよ。恋奈 レナ」

「里桜姫!おはようございましでしっ!」

「うん、おはよう、」

「里桜姫聞いてくださいまし!」

「何?」

「璃桜気様からこの手紙が届きましたでしっ!」

「手紙?母上から?」

「これでございましっ!」

「ん?なになに?」

(里桜へ
最近元気にしておるか?
そんな里桜に頼み事を1つ…。
人間として生きる準備をしておけ…。
あなたはいつか人間として生きてゆくのだから…。)

「は、ぁ?」

「どんな内容でしたでしか?」

「人間として生きる準備をしておけ…
だって」

「人間でしか!?」

ピクッ

「なにかの気配がかんじる。恋奈。外に行くぞ。」

「分かりましたでし!」