夢に何度も出てくるたび

次第に存在感も恐怖も

大きくなっていく。

幼稚園の頃から近視で眼鏡をかけている裕樹は

夢では必ずと言っていいほど眼鏡をかけていた。


あいつが出てくるとき以外は。