「イラつく」

柳川裕樹はぼそっと呟く。

夕日の綺麗過ぎるオレンジとブルーのコントラストに無性に腹が立った。

感動などしまいと言うように首をぶんぶんと左右に振った。

何故こんなにも無性に腹が立っているのか

自分でも理解不能だった。