上垣先生が僕に聞いてきた
「ね~藤堂くん。何で途中で抜け出したの?
「…」
僕は何も言えなかった。
「高石くん、君のために昼休み部室掃除してたよ。」
「え?高石が?」
「大丈夫なの?」
「アイツなら大丈夫ですよ。」
「何言ってるの?藤堂くのことよ。」
「だけど俺は…」
しばらく間が空いて後、先生は言った。
「藤堂くん、言ってる事とやってる事が違うんじゃない?まだ未練があるんでしょ?」
「ほっといて下さいよ」僕は先生に言った。
「そう。じゃ~これも捨てちゃって良いの?」
そう言いながら先生は、僕が捨てたサッカーノートを見せて話を続けた。
「大事な物なんじゃないの?簡単に捨てていの?誤魔化してもいっしょだよ。やりたいなら、やりたいってハッキリ言った方が良いよ。」
僕は何も言えなかった。先生が言ってることがひとつひとつ胸に響いた…
「じゃ~先生、みんな待たせてるからもう行くね。」
そう言って先生は教室に戻った。
「ね~藤堂くん。何で途中で抜け出したの?
「…」
僕は何も言えなかった。
「高石くん、君のために昼休み部室掃除してたよ。」
「え?高石が?」
「大丈夫なの?」
「アイツなら大丈夫ですよ。」
「何言ってるの?藤堂くのことよ。」
「だけど俺は…」
しばらく間が空いて後、先生は言った。
「藤堂くん、言ってる事とやってる事が違うんじゃない?まだ未練があるんでしょ?」
「ほっといて下さいよ」僕は先生に言った。
「そう。じゃ~これも捨てちゃって良いの?」
そう言いながら先生は、僕が捨てたサッカーノートを見せて話を続けた。
「大事な物なんじゃないの?簡単に捨てていの?誤魔化してもいっしょだよ。やりたいなら、やりたいってハッキリ言った方が良いよ。」
僕は何も言えなかった。先生が言ってることがひとつひとつ胸に響いた…
「じゃ~先生、みんな待たせてるからもう行くね。」
そう言って先生は教室に戻った。
