小5の冬、 新小6となった私たちだが、 たくさん他塾の賢い人たちが入塾して、 私はひとつ下のクラスに下がってしまった。 上倉くんはずっと成績優秀だから、 一番上のクラス。 クラスが違うと、もちろん隣の席になることもなく、 いつしか上倉くんと私は喋らなくなっていた。