それなのに、そんなに睨まないで
くれる?
私だって怖い…なんてこれっぽっち
も思わないけどさ??

「今のあなたたちをみて、
誰が『かっこいい』なんて
思うのかしら?
今のあなたたちをみて…
あの人はどんな顔をするの
かしらね??
私は…もう、莉緒ーrioーの
悲しむ顔なんて見たくない。」

そう…莉緒の…あんな顔なんて…
もう見たくない…。

私は静かにそういうと、
学校に向かって歩きだした。