Black Magic 〜伝説の総長〜

「まったく…。
いいか?今から話すことは、
嘘でも同情でも、なんでもねぇぞ?」

そう言って、尚が真剣な顔を
するから、私まで真剣な顔になる。

「さっき、Black Magicの
十冬さんから連絡がとれた。」

え…?

十冬と…?

「樹が連絡してな。
さっき連絡が帰ってきたところだ。
それで、十冬さんの話によると、
Black Magicは、お前を裏切りもの
だとは、これっぽっちも思って
ねぇんだとよ。」

…え?

その言葉に、私は開いた口が
ふさがらなかった。