朝がきた



よし!今日は先輩に聞こう!



先輩は昼休みに来てくれた

やっぱ優しいなぁ





「花音…

頑張ってね。

なんかあったらすぐ戻っておいで」




「うん。ありがとう!」




大丈夫だよ


だって先輩だもん!
もしかしたらあっちから一方的にかもだし!


先輩ならきっと話してくれる


よし!

「先輩」

「ん?どーした花音」



先輩はそういって微笑みながら頭を撫でてくれる

やっぱ優しいなぁ

疑えなくなっちゃう




「昨日、何してました?」

「あれ?言ったよね?
家に親戚が来てたー」


「昨日ショッピングモールで先輩見ました。

……女の人と一緒に居ました



……キス……も、してました



親戚とそういうことするんですか?」



少しの沈黙の後、先輩が口を開いた




「ははっ
ばれちゃったかーー笑


あの子俺の本命

お前は浮気相手…かな?

元々興味ねーから

なに?どーする?別れる?笑」



「…………さいてー。

別れましょう





さようなら」



終わった…

最後まで、ギリギリまで信じてた私が馬鹿みたい。


いや、馬鹿だ


「うっ……」


泣きたくない泣きたくない


優香のとこに行かなきゃ