眠りが日に日に浅くなっていく。
昨日は何時に寝れたのだろうか。


枕元に置いてある目覚まし時計を手に取り、すでに十時近くを指している針を見て小さくため息。


昨日は、じゃない。
今朝はだった。


上半身を起こし、膝を胸元に寄せる。時計を片手に持ったまま残った手で髪をかき上げた。


時が全てを癒してくれるなんて、……嘘。
時間が経てば経つほどに後悔は増していき、私の心を蝕む。