「……ホント、最低だな」 呟くように吐き捨てた言葉は、アルコールと一緒に部屋に満ちていた。 昼を過ぎているのに薄暗い部屋で、缶ビールを傾ける。 急に軽くなった手元を確認して、部屋の隅に缶を投げ捨てた。 視界に入る携帯。 画面には佐藤社長と双葉からの不在着信。 手に取ったそれを、さっきの空き缶と同じ場所に投げた。 「クソ! どうしたらいいんだよ!」