でも、一番驚いてるのはあたしだった。
服の趣味が変わってきたのは知っていたけど、まさかお姉ちゃんがこんなのにお金をかけるなんて。


正直、信じられない。


愁ちゃんが動きはじめて、我にかえった。
そうだ、今はお姉ちゃんのことなんか気にしてる場合じゃない。


久しぶりのデートなんだから。
愁ちゃんのことだけを考えよう。