桜ノ華




「桜ちゃんは卒業後どうするの?」

「え…」


今日はナイトクルーズでのディナーだった。


「急にどうしたんですか?」

「ほら、一応…結婚するわけだし」


その言葉ではっとする。


「…三崎さんが望むなら、花嫁修業に努めますよ」

「あっ、いや! そんなつもりじゃなくて…!

そもそも僕は、桜ちゃんの進路に口出しする気ないから!

進学したいなら好きにしてくれていいし、だから、

どうしたいのか知りたかっただけで…」


颯介の慌てように、思わずくすりと笑ってしまい。


「…ごめんなさい、でもそんなに気遣ってくださらなくてもいいんですよ?」

「ううん、だって僕のわがままで結婚させるようなものだから。

できる限りは…になってしまうけど、

自由にさせてあげたいって思うのは当然だよ」