「へぇ…
相撲対決かぁ…」
亮輔くんは、ニヤリと笑うと携帯をズボンのポケットに戻して…
「おぉーい。
田村 宏 って誰だー?」
周りにいる人たちに聞こえるように大きな声を出した。
「お、俺です…」
亮輔くんにビビっているのか、手を上げてあまり目を合わせないようにしていた男の人がいた。
「お前か…
なんか弱そう…
んじゃ、やろうぜ。」
「は、はい…」
亮輔くんは、田村 宏って人の手を掴んで僕らから少し離れさせて…
足で円を作り、円の中に二本の線を描いて…
そして、田村 宏って人の手を離して円の中に入れた。



