「わかんないけど。
わかんないけどっ。
なんか、星ちゃんに会いたくなった!!」



大声で叫んで、カバンを肩にかけて走り出す。



「はぁ!?
急にっ!?
……ってか、意味わかんない」



「ちょっと、花~。
どうしたの~?」



「戻っておいでよ~。
花ちゃ~んっ!?」



っていう3人の声が後ろから聞こえたけど、あたしは立ち止まらなかった。



だって、もうこれ以上、あの場にいたくなかったんだもん。