ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

た、確かに。



あたしっ。



佐藤くんには話かけていないかも。



その事実に気づいて、みるみるうちに赤くなる。



両手で頬を押さえていると、真由ちゃんがグラウンドに指を向けた。



「それに、花。
さっき、委員長のこと見てたでしょ~」



「え?」



「サッカー部。
いるもんね~。
彼」



そう言われて窓の外を見ると、冷泉くんが練習に参加していた。