ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

「ん。
まぁ。
ひとりぼっちはかわいそうだったし」



「…………」




「それに……。
お隣さんだし。
なんか……助けてあげないとって」



グラウンドから視線を戻して、チラッと少しだけ真由ちゃんを見る。



「でも、普通。
そこまでする~?」



ちょっととがった、真由ちゃんの視線と言葉。



「……っ」



そのまなざしに耐えられなくて、あたしはちょっとうつむいた。