ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

た、たしかに。



あたしだって、冷泉くんが笑ったのにはびっくりしたし、ドキドキもした。



でも、でも、でも……。



「もしかして。
委員長、花のことを好きなんじゃない?」



それは、ない――っ!!



「そんなこと、あるわけないよ。
ないないない」



あたしは、顔の前で右手を振った。



「冷泉くん。
星ちゃんのことを応援してくれたし。
励ましてくれただけだよ~」



「ふ~ん」



真由ちゃんは、あたしがしゃべってる間中、ニヤニヤしていた。



「だ、か、ら。
お、お友達っていうか。
お隣さんだよ、ただの」