ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

「れ、冷泉くんは、親切で教科書を見せてくれてたんだよ。
ちゃんと見えないと困ると思って」



「でも、文字で会話してたんでしょ~?
授業も聞かずに」



真由ちゃんは、またニタリと笑った。



「あたし。
花のそばの席だから、見ちゃったんだよね~」



「えっ?
えっ!?
なにをっ!?」



つい、思いっきりのけぞってしまった。



「誰に対してもクールで無口で無愛想な委員長が。
花にだけ笑いかけると・こ・ろ」



「えっ!?
いやっ。
あのっ。
それはっ……」