「あたしは、委員長のことが好き」



冷泉くんの目を見つめながら、はっきり大きな声で言う。



これが、嘘いつわりのないあたしの気持ちだから。



あたしには、応援してくれる友達が3人もいる。



それから、星ちゃんだって、ついている。



だから、なんにも怖くないもん。



そう思うのに、体が震えて仕方がない。



冷泉くんが口を開くまでの時間が、異常に長くて仕方がない。



どう……しよう。



やっぱり、ダメかな。



フラれる……かな。