ドキドキしてろよ、俺にだけ。～クール男子の、裏の顔!?～※side湊完結しました。

星ちゃんよりも、冷泉くんのことが好き。



好き、なんだもん。



そんなことを言われても、複雑なだけだよ～。



「んー……」



ついつい、しかめっ面でうなってしまう。



「花が、もう一回星くんのことをがんばるなら……。
あたしも、がんばっちゃおうかな」



唐突に言って、真由ちゃんは立ちあがった。



イスの音が、ガガガッと響く。



「え？
なにをがんばるの？」