ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

目に見えているけど、自分の話ばっかりするのもなんだな、なんて気を利かした。



……つもりだった。



でも、やっぱり、スルーされた。



うん、この人。


 
基本、なんでもスルーなんだ。



質問系でも、くだらないあたしの話でも。



まったく興味ないんだな~。



改めてそれがわかったあたしは……。



〝んじゃ、遠慮なく”



とばかりに、イスを引いて、冷泉くんに近付いた。