「星くんって。 めちゃくちゃ俺様なんだね~。 りお、びっくりした~」 サッカー部の練習試合を見た次の日。 朝、教室でりおちゃんが、驚いた表情であたしの肩をポンポン叩いた。 「昨日は、委員長のまさかのイケメンぶりにびっくりして、星くんのことは眼中になかったけど」 「…………」 「よくよく思い出したら、かなりの俺様発言してたよね? 星くんって」 ガタンと音をたててイスを引いて、りおちゃんは、隣の冷泉くんの席に腰かけた。