ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

「バーカ。
その“いじめ”じゃねーよ」



冷泉くんは、一歩あたしに近付いて……。



ぽんぽんぽんっと軽くあたしの頭に触れた。



「……っ」



それだけで、あたしの戦意は喪失。



かわりに、体がカーッ!と熱くなる。



「ほら、その顔。
星くんには見せたくないなーって思うわけ」



「……え?」



――どういう意味?