「まさか冷泉くんに、デコピンされるなんて……」
片手をおでこ、もう片手を胸に置いて、恨めしげに冷泉くんを見つめる。
「委員長のクセに」
「……なんだよ、ソレ。
“委員長”は、品行方正じゃなきゃいけねーのかよ」
クスッと笑う冷泉くん。
「そもそも、そんなの。
入試の結果だろ?」
と、面倒くさそうに言った後。
「あっ……」
と、小さくつぶやいて、なにかを企てるいたずらっ子みたいな顔をした。
片手をおでこ、もう片手を胸に置いて、恨めしげに冷泉くんを見つめる。
「委員長のクセに」
「……なんだよ、ソレ。
“委員長”は、品行方正じゃなきゃいけねーのかよ」
クスッと笑う冷泉くん。
「そもそも、そんなの。
入試の結果だろ?」
と、面倒くさそうに言った後。
「あっ……」
と、小さくつぶやいて、なにかを企てるいたずらっ子みたいな顔をした。

