ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

その直後。



くるっと体を回転させて、冷泉くんは資料の棚に寄りかかった。



「そっちは、どう?」



クールというより、けだるげな表情。



そのくせ、メガネの奥の瞳は、あたしの目をまっすぐ見ている。



「だいぶ進んだ?」



あたしと目を合わせたまま、冷泉くんは片手でネクタイをキュキュッと緩めた。



ついでにボタンを2コ、スルッとはずす。



そのせいで、少しだけ鎖骨が見えた。