ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

でも、そんな言葉を口に出せれるハズもなく。



半ば連行状態で連れていかれた屋上で。



むりやり白状させられた。



「星ちゃんに告白して……フラれた」



うぅっ……。



こんなセリフ、言いたくないのに。



また言わなきゃいけないあたしって不幸……。



自分の境遇を嘆きながら、お弁当箱のふたを開ける。



「それは、また、突然だね」



ひまりちゃんが淡々と言いながら、サンドイッチのフイルムをピーっとはがした。