ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

「いやいや。
〝なに?”って言ったら……。
ひとつしかないでしょ」



〝……は?”



面倒くさいのか、声を発することなく、口を開ける冷泉くん。



「いやいや、だから……。
この……。
あたしの背中に当たってるものはなに?って聞いてるの」



満員電車の中ってこともあり、少しいらだって口を開く。



「なにって……。
俺の腕だけど?」



〝それがなに?”とでも言いたげな瞳。



いやいや。



“俺の腕だけど?”



……じゃなくて!!