ドキドキしてろよ、俺にだけ。~クール男子の、裏の顔!?~※side湊完結しました。

「ひ、ひゃっ!!」



電車が急ブレーキをかけた。



「キ、キャーッ!」



「な、なんだよ。
いったい……」



車内に、悲鳴とどよめきが起きる。



でも、あたしのドキドキなんて、そんなものじゃない。



「ギ、ギャーッ!!」



こんな……全然かわいくない、むしろ絶叫。



というのも……。



「……朝からうるさい」



小声でそう言ってあたしを見下ろしていたのは、よく知っている顔だったから。