ヤンキー彼氏と泣き虫彼女♪

横の席のギャル男達が梓を見て、笑いながら話してる。


昔の俺なら、すぐ手を出してたと思う…


だけど今は、梓を守りたくて、自分からは手を出さない。



でも、本当は叫んでやりてー…




だけど今は睨むだけ…



あっ1人と目が合った。


何かこしょこしょ話を始めた。


そして、逃げるように去っていった。



俺って何処まで知られてんだよ…


「どしたの?」

梓が心配そうに聞いてくる。



「別に」


そう返した。



「行くぞ」

そう言って、梓の手を握った。



「次は何処行くの?」


「んーとね…スェット買いに行く」


「弘毅いっぱいもってんじゃん」


違う…俺んじゃない…



「梓の」



「あたしの?あたしも家にあるよ?」



ふ…鈍感…


「俺ん家泊まりきた時用の。」



梓はチビだから、今着てる俺のもでかい…

だから買いに行きた



そして、黒のスェットを買った。



「いっぱい買ったし…帰るか!!」



「待って…夜ご飯ぐらいあたし作って帰るから…材料買っていい?弘毅の冷蔵庫何もないから…アハハ」