あたし達は弘毅の思い出の公園を出て、弘毅の家に向かった。






ガチャ__


「お邪魔します」


「はい」



そう言って入った家…

弘毅の家に二人になるのは初めてだ…




こんなに広かったっけ?



「適当に座ってて」


私はいつも座ってる場所に座った…



そう…端の方…




「はい…端じゃなくてさ…こっちおいで」


弘毅はジュースを持ってきてくれた。



あたしは弘毅の座ってるソファーの横に座った。


無言が続く…




「なんか…広く感じる」


沈黙をやぶったのはあたしからだった…




「だろ?梓が来るときはいっつもあいつらいるからな」


「ドキドキするじゃん」



あっ…言葉にしちゃった…



あたしの今の心境を…