みんな落ち着いた時、俺は屋上にいる梓の所へと向かった。



「梓…」


梓がこっちを向いた。
ん…泣いてんの…?



「弘毅…優君どうだった?」




俺は梓の所まで行き、強く強く抱きしめた。



「梓…俺な…さっき変な事考えてた…でもな…梓がいたから…怒鳴ってくれたから…だから…ありがと」


「もっと泣かせないでよ…」



「大好きだよ…梓…」



ただ今はそれがいいたい…


俺は幸せなんだって…




いい仲間がいて…


いい彼女がいて…




違う環境で育った俺でも、こんなにいい奴らがいる…


ただそれだけが…







幸せなんだって…




それが俺の幸せだって…








ありがとな…