高校二年、冬…


今日は、弘毅とデートに行く♪



あたしは気合いを入れて準備した。

去年のクリスマスに貰った指輪が光り輝く…


いつもこの指輪を眺めるのがあたしの日課だ。



「もうそろそろかな…」


ピーンポーン__


あっ!!
弘毅だ♪


階段を乱暴に下りて、大好きな弘毅の所へ向かう。



「おはよう」

「おはよ。準備できたか?行くぞ」


「うん♪」



手を繋いで雪道を歩く。
「寒いね〜」


「冬だもんな」

繋いでた手を、弘毅のジャケットのポケットに入れてくれた。


「暖かい〜♪」


「なんなら全身暖っためてやろうか?」



いや…
「ここでは遠慮しときます…」