ヤンキー彼氏と泣き虫彼女♪

「弘毅〜お待たせ」


急いで階段から下りてくる梓…



やべ…
可愛い…



「じゃ…行こう。おばさん、おじさん。行ってきまーす」


「行ってらっしゃい。きょーつけて行けよ」


「行ってらっしゃ〜い」



梓パパとママに見送られ、俺達は手を繋いで歩いていった。


「梓、寒くね?」


「寒いね…」


雪降りそうな天気…



駅に着き、電車に乗る。
田舎だから、いつでも空いてる。



そこは便利だよ…




「弘毅」

「ん」

「カッコイイ」

「は…いきなりなんだよ…」


こいつ何言ってんだよ…

「何?照れた?」


「照れてねー…」


キャップを深く被って、照れ隠しする。



梓が俺の肩に、頭をのせてきた。

今日は特別にドキドキするんだよ…


だから、今可愛い事されると…ヤバイ…